どんな職でもいえる事ですが、就職の際にはそれにかかわる経験かもしくは資格をもっていることが採用にはプラスに働きます。介護職は人手不足のために未経験でも資格がなくても就職が可能な職業です。しかし、人気のある職場に就職しようとしたときに、有利になる資格があるのをご存知でしょうか。
誰でも受けることが可能なため、人気の高い介護職員初任者研修は、スムーズに就職したいなら働きながらでも受けておきたい研修です。初任者研修を修了するためには、130時間のカリキュラムを受ける必要があります。そのうちの89.5時間は学校に通学する事が法で定められており、通学と通信制の自宅学習を組み合わせて資格を取得する事が可能です。仕事の合間に学校へ通う場合は、週に1日または2日の通学を行っても3か月から4か月ほどかかるでしょう。そのために、先に資格を取得するには就職に向けて早めの準備が重要と言えます。
130時間のカリキュラムの後、修了試験である1時間の筆記試験を受けて合格する事が必要ですが、ほとんどの学校が合格するまで何度でもチャレンジが可能です。誰でも受けられる介護の資格はもう1つあり、初任者研修の上位資格と位置付づられている実務者研修がそれにあたります。初任者研修を修了していなくても受けられ、国家資格である介護福祉士に一歩近づける資格とされています。研修を終了していればさらに就職には有利となり、選べる職場の幅も増えます。ただ450時間のカリキュラムが必要で、働きながら取得しようとした場合はかなりの時間を要するでしょう。